今だけの挿し色

汗を拭うような日中の暑さが未だに残る日はあるけれど(ヘンな陽気だナ)、朝晩はすっかり秋の様相。今朝の自転車通勤はキモチ良かったなァ。

職場へ向かいながら通り抜けるいくつかの交差点のうち、この時期になると目の前の信号の色に関わらずペダルを思わず停めたくなる場所が一箇所。

住宅地を抜ける細道が古道の面影を残す街道と直交するその交差点には、馬頭観音がある。細い道同士の小さな十字路に似つかわしい、石碑に刻み文字だけというシンプルなもの。

どなたかの手入れによって周囲の草木はいつもキレイに整えられているけれど、他の季節ならさして気を惹かれることもなくただ通り過ぎるだけ。しかしこの季節....秋だけは違う。この馬頭観音前に咲くマンジュシャゲに思わず目を奪われる。



通勤途中には他にもこの花が咲く沿道が何箇所かある。でもこの場所がイイのだ。ひっそりとした佇まいの馬頭観音にちょっとだけ彩りを添える朱の挿し色。

赤い彼岸花(黄や白もあるそうです)、芳しいキンモクセイ、まだちょっと早いけれど落葉前の紅葉..etc、意外と秋も鮮やかで華やかなもんだな。


こういうのを感じながら暦と付き合っていけるのが自転車通勤の楽しみでもある。


巾着田は満開.. 今週が見頃ってところか。Keiサンの記事見てたら久々に行ってみたくなったけど、土日の予定表には何か書いてあるな~(笑)




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