あの日...

帰宅ルートに困っていたあの日、
帰宅場所そのものを失った人たちがいた。

明日の暖を担う灯油の入手に難儀していたあの日、
冷たい海にさらわれた命があった。

輪番停電の僅かな闇に不便を感じていたあの日、
生きる希望の光さえ失いかけた人々がいた。


あの日から2年。

昨年はサッカー場で大勢の子供たちと、

そして今年は職場の屋上でひとり、

この時を迎える。



黙祷。

“ほんとうの空”があるという福島へ向けて。





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