スタートと通過点

昨夜仕事から帰宅するや、部活帰りそのままのジャージ姿で寝そべってた次男が、「トレセン落ちちゃった。」 とポツリ...。

突然の事だったので「そっかぁ.. 残念だったな、おつかれさま。」 と言いながら彼の頭を撫で回すのが精一杯なオヤヂであります。

ブロック選考会で絞られた40名ほどの中に名前を連ねたのは9月下旬。
それから4回の合同練習を重ねた2ヵ月後、更に人数は半分以下へ。
次男ユウトはそこで絞り落とされちゃったワケですな。


小学3年で地元クラブへ入団したユウトは、周りの同級生たちと比べるとやや遅いサッカーデビュー。当時はその入団時期が彼にとってコンプレックスだったけど、それがモチベーションの一つともなって1人で良く練習してたもんだ。

でも今じゃ部活以外ではほとんどボールを蹴ってないみたい。練習しなくなったワケじゃないけど、「(部活の)みんなと練習量が同じになった」と言うのが正しいんだろうね。もし部活以外の時間でも練習してるヤツがいれば、ユウトは既に練習量で負けちゃってる..って事。


練習量と技術向上は必ずしもイコールな関係では無いし、塾なんかもあったり、中学に上がればそれなりに遊びも少々.. って言う“練習減少の言い訳”みたいなのは親も承知してるところw。

まぁ「あの頃みたいにガツガツ練習しろよー!」 なんて言うつもりは全然ない。でもね、「誰よりも巧く&強くなりたい」 って口にしながら練習してたあの頃のキラメキがとても懐かしく、そして恋しいんですよオヤヂとしては。頬をつたう泥交じりの汗を舐めてやる事だって出来たほどカワイイと思えたあの頃よ、カムバック!!w。




少年サッカーと中学サッカーで親が感じる距離感の違いみたいなのも最近ではヒシヒシと。
簡単に言うと...

少年サッカー
公園の遊具で遊ぶ子供たちを、すぐ近くのベンチで見守ってるカンジ

中学サッカー
校庭で遊ぶ子供たちを、学校の敷地外周のフェンス越しから見るカンジ


子供にサッと手を差し伸べられる距離にあるかどうかの違いがオヤヂを悩ませているのでありますよw。いつまでも子離れ出来ずにネチネチしてる証拠なのは間違いない。

もうこれからは.. と言うか既に“彼の為だけのサッカー”が始まってるんだな。
でも親の手が届かないところでやってたって、声とか気持ちはまだ届くだろ。そうであって欲しいです。


落選を顧問先生の口から聞かされたこの日、「これからは部活チームで頑張る」という新たな決意を胸に刻むための良いきっかけになったらしい。そう話してくれたユウトの目はちょっとだけウルんでたんだけどネw

ユウトにとっての新たなスタートになったかな? それとも大きな通過点だろうか..。



オヤヂにとってはスタートです。
黙って子供を見守る”だけの親に変わる為のスタートを、こっそりとね。ちょっと寂しいけど。




【本日のMEMO】
ユウトのスパイクがあまり臭くないのでビックリ。
小学生の頃はスゴかったのに。
ファブリーズでも飲んでるのかな...

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